ホームインスペクションの業者比較表

業者名さくら事務所e-LOUPEアネスト技研検NET
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おすすめポイント業界実績No.1のリーディングカンパニーとして累計71,000件を超える住宅診断実績を誇る​。床下・屋根裏まで標準で進入して調査を行い、約150項目以上のチェックを基本料金内で実施。第三者の立場で建物をチェックしアドバイスする独立系のホームインスペクション専門会社​。昭和48年(1973年)創業の第三者検査機関で、国土交通省から指定を受けた確認検査機関かつ登録住宅性能評価機関住宅診断の累計実績10万件以上を誇り​、年間でも1万件超の検査を手掛ける国内最大級のホームインスペクション事業者。
基本料金65,000円~108,900円~50,000円~66,000円~55,000円~
調査項目100項目以上150項目以上100項目以上30項目以上240項目以上
小屋裏状況20,000円~30,000円~15,000円~HP記載なし16,000円~
廊下状況30,000円~30,000円~15,000円~22,000円~22,000円~
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※基本料金は2025年4月時点で各社のHPより、一般的な新築戸建てのホームインスペクションの費用になります。マンションや中古住宅などによって費用は変動します。

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おすすめのホームインスペクション業者を紹介

本記事ではおすすめのホームインスペクション業者について紹介します。
筆者が結婚を機に地元にマイホームを購入することを決め、新築の2階建て建売住宅を購入しようと思っています。
住宅を購入するというのは、一生に一回の大きな買い物でもあるので、もしも欠陥住宅だったり不具合があったりしたら…ととても不安でした。

そこで建築関係の仕事をしている友人に話を聞いたり、インターネットで色々と調べたところ、入居前に住宅の調査をしてくれる「ホームインスペクション」というサービスがあることを知りました。
そしてホームインスペクションを実施してもらえる業者を探し検討していく中で、知らないことが多くありました。

そこで、これからホームインスペクションを検討されている方に、私が知った情報を多くの方に共有できればと思い、このサイトを作成することにしました。当サイトでは、おすすめのホームインスペクション業者を厳選して5社ご紹介しています。

これからマイホーム購入をされる方やホームインスペクションの利用を考えている方の参考になれば嬉しいです。

おすすめのホームインスペクション業者を紹介!

おすすめのホームインスペクション業者について紹介していきます。

さくら事務所

さくら事務所は、業界実績No.1のリーディングカンパニーで1999年に国内初の個人向け不動産コンサルティングサービスとして創業し、累計71,000件を超える住宅診断実績を誇る。年間3,000件以上のペースで依頼があり、業界標準を築いてきたパイオニア的存在​です。
主な特徴は以下になります。

利用者満足度98%の高品質サービスが強み
調査を担当するのは経験豊富な一級建築士を中心とした専門家集団で、顧客アンケートで98%という非常に高い満足度を獲得​。常に第三者の中立公正な立場を堅持する完全独立系企業として信頼されている​。

国際規格ISO9001を業界で唯一取得
2014年に品質マネジメントの国際規格ISO9001認証を取得し、以降も継続​。個人向けホームインスペクション企業でISOを取得しているのは同社のみ(2022年時点)で、サービス品質の継続的な改善に努めている。

全国対応&迅速なワンストップ対応
新築・中古、一戸建て・マンション・投資物件まで豊富なサービスメニューを全国47都道府県で展開​。ホームインスペクターは100名以上在籍し​、土日祝含め即日・緊急の対応も可能な体制を整える。

充実のアフターフォロー
調査報告後もメールや電話による永年の相談サービスが付帯​。引き渡し後のトラブル防止アドバイスや住まいに関する相談対応など、「住まいのかかりつけ医」として依頼者を長期サポートしている。料金は全てサービス完了後の後払いで、調査時間に制限もなく追加料金も発生しない明朗会計

おすすめポイント候補
専門家によるワンストップ対応で累計7万件超の実績と98%の高満足度、第三者性・中立性を徹底する業界No.1の住宅診断会社

実績累計7万組以上の実績
基本調査65,000円(税抜)
設備機器検査なし
電気設備検査なし
その他オプションあり
会社概要株式会社さくら事務所
東京都渋谷区桜丘町29-24 桜丘リージェンシー101

e-LOUPE

e-LOUPEはテクノロジー×住宅診断の先進サービスで床下・屋根裏まで標準で進入して調査を行い、約150項目以上のチェックを基本料金内で実施しています。
主な特徴は以下になります。

他社にない先端機器調査を標準装備
ドローンや高所カメラによる屋根点検、壁内部の構造を確認するための鉄筋探査機、隠れたシロアリ被害を検知する特殊機材など、最先端の診断機器による調査を標準サービスに導入​。気密測定(住宅の気密性チェック)など高度な検査も追加料金なしで実施しており、徹底した非破壊検査で不具合を洗い出す。

顧客評価の非常に高いサービス
Googleの口コミ評価は4.9(レビュー件数250件以上)と業界最高水準で、「説明が丁寧」「技術力が高い」など満足度の高い声が多い。運営会社はシロアリ防除・住宅修繕等で50年の実績があるテオリアハウスクリニックで、住宅に精通したプロ集団がサービスを支えています。

明瞭な料金体系と安心の自社対応
新築・中古戸建て診断は税込10.89万円~で延床125㎡まで追加料金なし(125㎡超は超過分に応じ加算)。調査は全て自社の正社員建築士が担当し、下請けや協力業者に任せることは一切ないため品質にブレがない。調査後の報告書も写真付きで分かりやすいと定評があります。

関東エリア中心のサービス提供
対応エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と茨城県の一部地域。エリアは限定されるものの、大手不動産会社や建築会社との取引実績も豊富で(※自社サイトコラム記載)、新築物件の内覧会同行から中古購入時の調査まで幅広く依頼されています。

実績大手企業との多数の取引実績
基本調査108,900円(税抜)
設備機器検査なし
電気設備検査なし
その他オプションあり
会社概要株式会社テオリアハウスクリニック
東京都練馬区関町南4-16-19 南関町ビル2F

アネスト

アネストは第三者の専門家による購入・建築サポート:消費者が住宅購入で失敗しないよう、第三者の立場で建物をチェックしアドバイスする独立系のホームインスペクション専門会社です。不動産業者や施工会社に属さない完全中立のコンサルティング機関として、公平な住宅検査サービスを提供しています。
主な特徴は以下になります。

必ず一級建築士が診断を担当
全国各地に優秀な一級建築士とのネットワークを構築してサービスを展開。調査は全て一級建築士資格者が対応するのが大きな特徴で​、高度な専門知識による質の高い検査が受けられます。依頼地域によって地元のベテラン建築士が担当し、本部との情報共有システムで検査品質を統一しています。

年間2,000件超の豊富な実績
2003年の創業以来、ホームインスペクションの累計実績は国内トップクラスで、直近では年間2,000件以上の住宅診断を手掛けている。特に戸建て住宅の診断実績が多く、長年蓄積したノウハウを活かした的確な指摘とアドバイスに定評があります。

幅広いサービス範囲と柔軟な対応
新築・中古、一戸建て・マンションいずれにも対応し、建売住宅・注文住宅の両方をサポート。建築中の検査(工事途中のチェック)も可能で、内覧会同行から耐震診断、既存住宅かし保険手配までサービスメニューが充実。また英語・中国語の報告書作成にも対応しており​、外国人の依頼にも応えられる体制を整えています。

質にこだわった人材とサービス
調査スタッフの質を維持するため、他社より高めの報酬設定で優秀な建築士を確保しサービス品質に反映。調査後は専任スタッフが不明点の説明やアフターフォローを行い、依頼者が安心して住まいを購入・建築できるよう継続支援している。迅速な対応にも努めており、スケジュール次第では翌日対応も可能となっているそうです。

実績年間2,000件超の実績
基本調査60,500円
設備機器検査なし
電気設備検査なし
その他オプションあり
会社概要株式会社アネストブレーントラスト
東京都新宿区西新宿3丁目15番7号 MHビル 6F

技研

技研は昭和48年(1973年)創業の第三者検査機関で、国土交通省から指定を受けた確認検査機関かつ登録住宅性能評価機関となっています。建築基準法に基づく確認検査や住宅性能評価を担う立場から培った高い信頼性・中立性を持ち、住宅診断(ホームインスペクション)においても公平かつ的確な調査を行っています。
主な特徴は以下になります。

ダブルチェックによる確実な検査
現場の住宅診断は幅広い知識と経験を持つ建築士が担当し、その検査結果は必ず2名以上で確認する体制を採用しています。一人の見落としを防ぎ精度を上げるダブルチェック方式で、見逃しのない安心できる報告を徹底している。

全国規模のインスペクターネットワーク
本社は大阪だが、全国にホームインスペクターを擁しており北海道から九州まで幅広くサービス提供可能(インスペクター150名以上在籍)。地域ごとの住宅事情に詳しいプロが対応しつつ、組織的なノウハウ共有で検査水準を均一化している。遠方のエリアでもオンラインで依頼・相談が可能で、全国どこでも対応できる体制を整えています。

低価格で明朗な料金
「住まいの安心を届ける」ことを使命に業界最安級の検査料金を実現。毎月1,000件以上の検査を一元管理システムで効率的にこなすことでコストダウンを図り、低価格サービスを提供しています。

住宅検査+保証サービスの提供
グループで住宅瑕疵保険や保証事業も手掛けており、インスペクション結果をもとに必要に応じた保証を付与することも可能(※自社サイト参照)。フラット35適合証明やリフォーム瑕疵保険検査など、公的な検査と連携したサービスも提供しており、住宅購入時の総合的な安心サポートが受けられます。

実績-
基本調査66,000円(税抜)
設備機器検査なし
電気設備検査なし
その他オプションあり
会社概要株式会社技研
大阪府大阪市北区天満4丁目12番9号

検NET

検NETは住宅診断の累計実績10万件以上を誇り​、年間でも1万件超の検査を手掛ける国内最大級のホームインスペクション事業者となっています。長年の豊富な経験に裏付けられたノウハウとデータが蓄積されており、あらゆる住宅の不具合箇所を見極める専門性が強みです。
主な特徴は以下の通りです。

第三者性・中立性の担保
大手不動産会社や建築会社との資本関係を持たず真に独立した第三者機関として運営。利害関係のない立場で公正な住宅診断を実施することを重視しており、社内規定でも第三者性の保持を徹底している。その信頼性から、不動産取引時の建物状況調査でも選ばれる存在です。

業界最多クラスの調査項目数
戸建住宅の場合、基本検査だけで240項目以上のチェック項目があり、オプション検査(断熱材施工状況や設備動作確認等)を含めると最大470項目近くに及ぶ徹底的な検査を行っています。床下・小屋裏への進入調査や設備機器の動作確認まで網羅し、見える範囲は余すことなくチェックする調査品質の高さが評価されています。

業界最安級の料金設定
基本料金は新築一戸建てで税込55,000円~と非常に安価(※中古戸建ては40,150円~)。毎月1,000件超の検査を行うスケールメリットとシステム化によって超低価格でサービス提供が可能になっています。追加料金が発生しない明朗会計も安心で、「安いのに検査が丁寧」とコストパフォーマンスの良さで選ばれています。

調査から修繕まで一貫対応
ホームインスペクションだけでなく雨漏り調査やリフォーム工事なども手掛ける会社で、診断後にそのまま修繕や改修工事まで依頼できるワンストップサービスを提供しています。中古住宅の検査では、指摘箇所の補修やリノベーションまで含めた提案が可能なため、住まいのトータルサポートを求める依頼者にも適しています。対応エリアは関東・関西・東海など主要19都道府県(※詳細は公式サイト参照)。

実績累計10万組以上の実績
基本調査55,000円
設備機器検査14,300円
電気設備検査16,500円
その他オプションあり
会社概要検NET株式会社
【立川本店】東京都立川市曙町2-37-7 コアシティ立川12F

その他のホームインスペクション業者一覧

これまで紹介してきたおすすめのホームインスペクション業者5社以外におすすめできる業者を紹介します。

株式会社アドキャスト

利害関係のない外部の専門家に住宅診断を委託しており、第三者の中立な立場から住宅の欠陥や劣化をチェックしている。
不動産コンサル会社としてファイナンシャルプランナーによるライフプラン提案や保険見直しにも対応しており、住宅診断後も含めた総合的サポートが充実​しています。
自社物件の中古マンションを中心に戸建てや新築物件にも対応し、建物だけでなく近隣環境や法的事項まで徹底調査してくれると評判も良いです。
利用者からは担当者の経験豊富さや人柄、価格交渉力に信頼が寄せられ、診断後のアフターケアの手厚さも高く評価されている​。

実績不明
基本調査110,000円
設備機器検査あり
電気設備検査なし
その他オプションなし
会社概要株式会社アドキャスト
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-25-1 恵比寿プラックスビル 5F

株式会社オーレンス

災害調査・復旧のプロフェッショナル集団であり、40年以上にわたり年間4,000件超の住宅損害調査を手掛けてきた実績を持ちます。
一級建築士や建築施工管理技士、損害保険鑑定人など多数の有資格者が在籍し、豊富なノウハウに基づく専門的な住宅診断を提供。
東京・神奈川・埼玉・千葉など首都圏の1都6県でサービスを展開し、新築・中古の戸建てからマンションまで幅広く対応可能。
約100項目に及ぶチェックリストを用い、インスペクターが高性能機器も併用して建物を隅々まで徹底調査​。調査後は必要に応じて自社で修繕工事も手掛けられる体制。
損害保険分野の知識が豊富で、診断結果を踏まえ火災保険などの加入アドバイスも可能なため、災害リスクに備えた提案力も強み​

実績40年以上の実績
基本調査66,000円
設備機器検査なし
電気設備検査なし
その他オプションあり
会社概要株式会社オーレンス
(本社)東京都千代田区岩本町2-17-2 2階

小倉建設株式会社

経験豊富な住宅診断士が在籍しており、長年の調査実績で培ったノウハウによって欠陥の有無や必要な補修箇所・時期を的確にアドバイス。
第三者的観点を重視した中立的な住宅診断を徹底しており、施主・設計者・施工業者それぞれの立場を踏まえた客観的な調査を行うよう努めている。
耐震診断にも対応可能。旧耐震基準の住宅や築年数の経った建物では耐震性を評価し、補強の必要性を判断する手助けをしてくれる。
住宅の設計・施工も手掛ける建設会社の強みを活かし、診断結果を踏まえたリフォームや補修工事の相談まで一貫して対応できる体制​が強み。

実績-
基本調査-
設備機器検査なし
電気設備検査なし
その他オプションあり
会社概要小倉建設株式会社
〒121-0064 東京都足立区保木間2丁目6番20号

イクスプラン一級建築士事務所

福岡を拠点とする一級建築士事務所で、木造住宅の設計業務で培った専門知識を活かしホームインスペクションにも注力。
年間100件以上の住宅診断実績があり、建物の劣化状況や構造強度に精通した建築士が直接調査を行うため信頼性が高い。
フラット35中古適合証明技術者や木造住宅耐震診断技術者などの資格を有し、住宅ローン減税の適合証明書発行や耐震評価にも対応可能。
新築一戸建て・中古戸建てからマンションまで幅広く診断しており、内覧会同行など購入前のチェックから入居後の相談まで建築士ならではの視点でサポート​している。

実績
基本調査50,000円
設備機器検査-
電気設備検査-
その他オプション-
会社概要福岡市城南区神松寺3-14-20-1013

ホームインスペクションの相場や費用・サービス比較について

ホームインスペクションは住宅を購入するという一生に一度の買い物の際に検討するため、サービスの相場や業者ごとの違いが分かりづらいと思います。
以下の表にて、検査項目や費用感についておすすめ業者ごとにまとめていますので、参考にしてみて下さい。

業者名さくら事務所e-LOUPEアネスト技研検NET
イメージ
おすすめポイント業界実績No.1のリーディングカンパニーとして累計71,000件を超える住宅診断実績を誇る​。床下・屋根裏まで標準で進入して調査を行い、約150項目以上のチェックを基本料金内で実施。第三者の立場で建物をチェックしアドバイスする独立系のホームインスペクション専門会社​。昭和48年(1973年)創業の第三者検査機関で、国土交通省から指定を受けた確認検査機関かつ登録住宅性能評価機関住宅診断の累計実績10万件以上を誇り​、年間でも1万件超の検査を手掛ける国内最大級のホームインスペクション事業者。
基本料金65,000円~108,900円~50,000円~66,000円~55,000円~
調査項目100項目以上150項目以上100項目以上30項目以上240項目以上
小屋裏状況20,000円~30,000円~15,000円~HP記載なし16,000円~
廊下状況30,000円~30,000円~15,000円~22,000円~22,000円~
口コミ・評判口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら

ホームインスペクションの業者選びのポイントについて解説

この章では、ホームインスペクションの業者選びのポイントについて解説します。

ホームインスペクションというのは住宅診断とも言われる通り、住宅の状態を施工業者とは異なる第三者の専門家が調べアドバイスを行うことを指します。

住宅購入前に欠陥住宅ではないかを確認したり、今住んでいる家にあとどれくらい住むことができるのか、リフォームすべき箇所はどこにあるのかを知るための利用することが多いサービスとなっています。

実際に国土交通省とさくら事務所が行った調査では、プロの目・第三者の目で確認して欲しかったり安心安全のためにサービスを利用している方が多いことが分かります。

ホームインスペクションを依頼する業者を選ぶ際は以下の観点を見るとよいでしょう。

調査項目

ホームインスペクションは一生に一度の住宅購入の機会に使用するサービスだからこそ、ある程度の費用をかけてでもサービスの質にこだわった方が後々公開しなくて済みます。
特に、どの部分をどの程度調査するかといった調査項目は最も重要です。
各業者のホームページや本記事で紹介している内容を参考に、しっかりと調査してもらえるかを事前に確認するようにしましょう。

中立性

ホームインスペクションを検討する際に、不動産会社からインスペクション業者をおすすめされることもしばしばあるそうです。
不動産業者は設備に不備があれば追加の修繕費用がかかってくることから、継続的に仕事を回す条件で、不動産会社に都合のいい検査結果を出してもらうように、インスペクション業者に依頼している可能性も0ではないと思います。

本記事などを参考に、なるべく自分で業者を探し、中立的な立場から調査ができる業者に依頼することをおすすめします。

実績

住宅購入という大きな買い物に関わる検査であるため、ある程度費用がかかっても実績のあるインスペクション業者に依頼することをおすすめします。

実際に依頼した人の話を聞いたり、インターネットで「業者名 評判」などで検索し情報収集することもおすすめです。

本サイトではおすすめ業者の評判や口コミについてまとめておりますので、こちらも参考にしてみて下さい。

(業者の評判記事の内部リンクを貼る)

ホームインスペクションについて詳しく解説

ここまでホームインスペクションのおすすめ業者や費用相場、業者の選定基準について紹介してきましたが、ここからはそもそもホームインスペクションに関する基礎知識ついて紹介していきます。

ホームインスペクションの業者を選ぶ際には調査項目や中立性、実績が重要としましたが、それらを判断する上でホームインスペクションに関する基礎知識はあった方が判断がしやすいです。

ぜひ本記事で紹介する内容を参考にしてみて下さい。

ホームインスペクションとは

ホームインスペクションとは、住宅の専門家(ホームインスペクター)が建物の状態を客観的に調査・評価するサービスです。
住宅購入時に行われることが多く、目に見えない部分の劣化や不具合を発見することで、将来的なリスクや修繕費用を予測できるようになります。

例えば、外観では気づきにくい雨漏りの兆候やシロアリ被害、建物の傾きなどを専門的な視点で発見することができます。これにより、購入後に「こんなはずじゃなかった」という後悔を防ぐことができるのです。

住宅購入という大きな決断をする前に、第三者の専門家による客観的な評価を得ることで、より安心して住宅購入を進めることができます。

ホームインスペクションを依頼するタイミングは?

ホームインスペクションを依頼するベストタイミングは、新築住宅課中古住宅によって変わってきます。

それぞれ解説します。

新築住宅

新築一戸建ての住宅を購入する場合は、購入前に利用することがおすすめです。
もちろん契約後から板の引き渡しのタイミングでもインスペクションを実施してもらうことは可能であるため、契約後でも実施は可能になるのですが、契約前に実施することにより、売主や建築会社に対して改善が必要な項目を提示することが可能です。
そうすることによって、住宅の問題点を事前に知ることができ、補修後に住宅を引き渡しを受けることができ安心して新居に住むことが可能です。

中古住宅

中古住宅を購入する場合も新築住宅の購入時と同様に売買契約を結ぶ前にホームインスペクションを依頼するのがおすすめです。
不動産仲介業者ではホームインスペクションを依頼する事に対して協力的ではない場合があり、契約後に独自に依頼することもあります。
また、中古物件を購入し、購入後にリフォームを検討している場合は購入後のタイミングでホームインスペクションを依頼する事が多いそうです。

中古住宅の場合は売主が事前に調査を行っていることもありますが、大きな問題が報告されない不安もあるため、自分で買主向けのホームインスペクションを利用するのをおすすめします。

ホームインスペクションのメリットとデメリットについて

これまでホームインスペクションに関する基礎情報や実施タイミングについて述べてきましたが、ここではホームインスペクションのメリットとデメリットについて紹介していきます。

ホームインスペクションのメリットについて

ホームインスペクションのメリットは、住宅購入前に調査を行うことで安心して住める住宅を購入できるという点です。
また、売買後のトラブルを避けることができるというのもメリットの一つになります。
新築の物件でも欠陥が後から見つかるという例は少なくないそうで、事前にホームインスペクションを利用することがおすすめです。

ホームインスペクションのデメリットについて

基本的にはメリットが多いホームインスペクションですが、中立性の無い業者による調査や実績のない業者による調査によって、調査報告に問題が無くても実は欠陥があるといった可能性も捨てきれない部分がデメリットとして挙げられます。

安心して住宅購入をするためには、前述したように調査項目・中立性・実績の観点で業者を選ぶことをおすすめします。

ホームインスペクションの検査内容は?

ホームインスペクションを検討する上で重要なのが調査項目になります。

ここでは調査項目について具体的に紹介していきます。

1. 建物の構造・基礎部分

住宅の安全性を担保する最も重要な部分です。専門のインスペクターが以下を確認します。

  • 基礎の状態:クラック(ひび割れ)の有無や沈下の状況
  • 構造躯体:木造住宅の場合は柱や梁の状態、鉄筋コンクリート造の場合は躯体の健全性
  • 床下・小屋裏:シロアリ被害や水漏れの痕跡、腐食の有無
  • 傾きや歪み:水平・垂直のずれを専用機器で計測

2. 外部の検査

建物の外観や外壁など、外部の状態を確認します。

  • 外壁:ひび割れ、塗装の剥がれ、サイディングの浮きなど
  • 屋根:瓦やスレートの破損、ずれ、雨漏りの痕跡
  • バルコニー・ベランダ:排水状況、手すりの強度
  • 窓・玄関ドア:気密性、開閉の具合、結露の状態
  • 雨樋:詰まりや破損の有無、取り付け状態

3. 内部の検査

住宅内部の設備や生活空間の検査です。

  • 壁・天井:クロスの剥がれ、雨漏りのシミ、カビの発生状況
  • :フローリングの傷や浮き、歩いた時の沈み具合や異音
  • 建具:ドアや引き戸の開閉状態
  • 収納:棚板の状態、扉の開閉
  • 室内の湿度・結露:結露対策の有無や状態

4. 水回り設備

住宅の中でも特に劣化が進みやすい水回りは重点的に検査されます。

  • キッチン:水栓の水漏れ、排水の流れ、収納の状態
  • 浴室:タイルの浮き、シャワーの水圧、換気扇の動作
  • トイレ:便器のぐらつき、水漏れ、洗浄機能の確認
  • 洗面所:排水管の詰まり、鏡の劣化状態
  • 給排水管:配管の老朽化、水漏れの有無

5. 電気・ガス設備

安全に関わる重要な設備です。

  • 分電盤:ブレーカーの状態、容量の確認
  • コンセント・スイッチ:動作確認、経年劣化の状態
  • 照明器具:点灯確認、取り付け状態
  • ガス設備:配管の劣化状態、ガス漏れの有無
  • 換気設備:換気扇の動作状況、排気ダクトの状態

6. 空調・断熱設備

快適な住環境を維持するための設備です。

  • エアコン:動作確認、エアフィルターの状態
  • 断熱材:壁内や天井裏の断熱材の状態
  • 窓の断熱性能:ペアガラスの有無、サッシの気密性
  • 床暖房:動作確認、温度ムラの有無

7. 敷地・外構

建物周辺の環境も重要な検査対象です。

  • 排水溝:詰まりや破損の有無
  • 擁壁:傾きやひび割れの状況
  • フェンス・塀:傾きや劣化状態
  • 植栽:根の張り具合、建物への影響
  • 駐車場:地面の沈下、舗装の状態

8. 耐震性能

特に日本では重要視される項目です。

  • 耐震基準:新耐震基準(1981年以降)への適合状況
  • 耐震補強:筋交いや耐震金物の有無と状態
  • 接合部:柱と梁の接合状況、金物の使用状態

ホームインスペクションの費用相場はどれくらい?

ここでは、ホームインスペクションを依頼する場合にどれくらい費用がかかってくるのかについて紹介します。
ホームインスペクションにかかる費用は家の広さや調査項目によって変わってくるため、料金の相場やオプションを事前に知って置くことが重要です。

基本料金

基本料金の相場は、一戸建てだと5万円から7万円程度、マンションであれば5万円程度となっています。

基本料金には、ホームインスペクションで必ずチェックする必要がある主要な部分や雨漏りを防ぐ部分、室内の床屋や壁、天井や建具といった全体的な部分が調査項目に含まれています。

マンションの料金は一戸建てと比べて調査項目が異なり、費用相場も一戸建てと比較すると安くなっています。

一戸建てのホームインスペクションでは、柱の劣化など目視での調査に加えて、屋根裏や床下などの細かい部分まで調査する必要があります。
目視で確認できない場所に関しては、専用の機械を用いて調査するため、マンションよりも割高になる傾向にあります。

しかし、一戸建ての中でも中古住宅の場合は、ホームインスペクションの費用を抑えることはできます。中古物件の場合は最低限の調査のみであれば5万円程度となっているそうです。

また、家の広さや報告書の有無によって料金が変動するため、相場を理解した上で判断していくことが必要です。

オプション料金

先ほど紹介した基本料金の中には、床下の庁舎小屋裏の調査が含まれていない場合が多いようです。

床下の調査や小屋裏の調査は物理的な理由から調査に手間がかかりオプションで費用がかかるケースが多いです。
事前にオプションの料金としてどれくらい費用がかかるかを確認しておきましょう。

費用相場

ここまで基本料金とオプション料金について紹介してきましたが、改めて費用総額の相場を述べると以下のようになります。

  • 一戸建て:8~14万円程度
  • マンション:4~9万円程度

基本料金の説明で言及した通り、家の広さや報告書の有無など様々な変数によって費用が変動する可能性があるため、まずは事前に見積もりを貰って費用を確認しておくことが重要になります。

費用は誰が負担するのか

ホームインスペクションの費用は、「売主が負担する場合」と「買主が負担する場合」があります。
ホームインスペクションを行うのが売主なら売主負担、買主が行うのであれば買主負担となります。

売主がホームインスペクションを行うメリットとしては、物件の安全性を証明できる点が挙げられます。

専門家の客観的な診断を根拠に、建物の状態を明確にして売り出すことができるので、売却時のトラブルを事前に防ぐ手段として行われます。

一方、買主側はホームインスペクションを行っている物件を選ぶことで、事前に不具合の有無やその内容を明確に理解した上で購入することができるのがメリットになります。
不具合の内容が事前に分かっていれば、購入後のリフォーム費用や維持費などが理解でき、予想していなかった支出を抑えることができるため、もし売主がホームインスペクションを実施していなかった場合は、依頼を検討しても良いと思います。

ただし、ホームインスペクション前の不動産の購入を検討している場合、売買契約を締結する前の段階ではまだ売主の所有物になるため、買主は売主への許可を取ることが必要です。

ホームインスペクションは買主にも売主にもメリットがあるもののため、なるべくはやく依頼することをおすすめします。

また、ホームインスペクションを行うインスペクターは、中立性の観点から自分で業者を探すことを推奨します。
その際は前述している通り、調査項目や中立性、実績の観点で業者を探すことをおすすめします。

また以下の資格をインスペクターが保有しているかについて確認しても良いかもしれません。

・住宅状況調査技術者の資格者

・瑕疵担保責任保険の登録者

ホームインスペクションにかかる時間と流れについて

物件購入後にホームインスペクションを依頼する場合のかかる時間や流れについて紹介します。

依頼してからの流れ

ホームインスペクションを依頼する業者が決まり、問い合わせをおこなってからの流れについて紹介します。
まずは候補となる複数業者に見積りを出してもらい、その内容を照らし合わせながら依頼する業者を選定します。

業者の選定が完了し次第、正式な依頼の際に日時を決定します。
申込みから実施日まで1週間程度かかることも珍しくないかつ、契約前の物件であれば売主とも諸々調整する必要があるので、事前に売主などの関係者に確認しておくとよりスムーズに進行することが可能です。

また間取図など業者によっては用意しておく書類を依頼される場合もあるため、実施日までに必ず揃えておくようにしましょう。

そしてホームインスペクションを実施し、その後インスペクターより調査結果の報告書を受け取ります。
費用を支払い報告書を見て不明点・質問があれば、その場で又は後程お問合せするなどして確認するようにしましょう。

当日の流れと時間の目安

ホームインスペクションを実施する当日は、インスペクターから調査内容を聞きます。
その後は、インスペクターが調査を進めるため特にすることはありません。
まずは建物外部から調査が開始され、続いて建物内部、その後床下や小屋裏の調査へと進んでいきます。

基本的な診断の場合は2〜3時間程度かかるケースが多く、床下や屋根裏の調査が含まれる場合はすべて合わせて3~5時間程度で想定しておくとよいと思います。


https://homeinspection-hikaku.com/column/home-inspection-before-contract-impossible-2/

安心して依頼できるおすすめのホームインスペクション業者について

ここまでホームインスペクションに関する基礎知識や業者の選定基準、費用感等を紹介してきました。

最後に改めて安心できるホームインスペクション業者の選び方を紹介していきます。

調査項目

ホームインスペクションは一生に一度の住宅購入の機会に使用するサービスだからこそ、ある程度の費用をかけてでもサービスの質にこだわった方が後々公開しなくて済みます。
特に、どの部分をどの程度調査するかといった調査項目は最も重要です。
各業者のホームページや本記事で紹介している内容を参考に、しっかりと調査してもらえるかを事前に確認するようにしましょう。

中立性

ホームインスペクションを検討する際に、不動産会社からインスペクション業者をおすすめされることもしばしばあるそうです。
不動産業者は設備に不備があれば追加の修繕費用がかかってくることから、継続的に仕事を回す条件で、不動産会社に都合のいい検査結果を出してもらうように、インスペクション業者に依頼している可能性も0ではないと思います。

本記事などを参考に、なるべく自分で業者を探し、中立的な立場から調査ができる業者に依頼することをおすすめします。

実績

住宅購入という大きな買い物に関わる検査であるため、ある程度費用がかかっても実績のあるインスペクション業者に依頼することをおすすめします。

実際に依頼した人の話を聞いたり、インターネットで「業者名 評判」などで検索し情報収集することもおすすめです。

本サイトではおすすめ業者の評判や口コミについてまとめておりますので、こちらも参考にしてみて下さい。

業者名さくら事務所e-LOUPEアネスト技研検NET
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おすすめポイント業界実績No.1のリーディングカンパニーとして累計71,000件を超える住宅診断実績を誇る​。床下・屋根裏まで標準で進入して調査を行い、約150項目以上のチェックを基本料金内で実施。第三者の立場で建物をチェックしアドバイスする独立系のホームインスペクション専門会社​。昭和48年(1973年)創業の第三者検査機関で、国土交通省から指定を受けた確認検査機関かつ登録住宅性能評価機関住宅診断の累計実績10万件以上を誇り​、年間でも1万件超の検査を手掛ける国内最大級のホームインスペクション事業者。
基本料金65,000円~108,900円~50,000円~66,000円~55,000円~
調査項目100項目以上150項目以上100項目以上30項目以上240項目以上
小屋裏状況20,000円~30,000円~15,000円~HP記載なし16,000円~
廊下状況30,000円~30,000円~15,000円~22,000円~22,000円~
口コミ・評判口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら口コミ・評判はこちら

まとめ

住宅購入という人生に一度の大きな買い物をする際には、安心して住める住宅購入のためにもホームインスペクションの実施をおすすめします。

また、せっかくホームインスペクションを実施するのであれば、信頼できる業者に依頼することで、安心した新居での生活を迎えることができます。

本記事で紹介したホームインスペクションの業者の選び方を参考にしてみてください。